Ingressは陰口のゲーム
読んだ → http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaimono/20150224_689692.html
と言えばかっこよさげだが、まあ、ミドリムシ対青汁の戦いみたいなものだ。ちなみに、英語だとエンライテンドのプレイヤーは「Frog(フロッグ:カエル)」、レジスタンスのプレイヤは「Smurf(スマーフ:青小人)」と互いを蔑称で呼ぶ。こちらは、カエルと青小人の戦いだ(笑)
これ、カッコワライを付けるような笑い事ではない。割と。
表だった所ではまず目にしないが、COMM(Faction)やハングアウト(HO)のチャットウィンドウでは敵陣営への蔑んだ物の言い方が珍しくない。みんなネタでやっているのかも知れないが、ぱっと外から見たときに、それがガチなのか冗談なのかの判断は付かない。そして、徐々に徐々に頭の中の下げちゃ行けないハードルを下げていく人が現れる。おそらく、その結果発生したのがこの事件だ。
2ch → http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/net/1424080151/2
2 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2015/02/16(月) 19:26:32.62 ID:YFrZ8iFJ0
東急防衛軍東京本部HO 個人情報ファイル流出事件」について
【要約】
・青陣営の当該HOの内部資料が流出
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1mpGB7sRsCResj09Lazz7rfj-IRHCe-98k-zyKTuviYM/htmlview#
・シートの項目は
①「HO参加メンバーのAG名、G+名、自己紹介」
②「(ブラックリストならぬ)グリーンリスト」
③「ファームに来たグリーンリスト」
シート②の詳細情報は概ね以下の通り。
・AG名、国籍、性別、おおよその居住地域、名前(苗字まで)身体的特徴、行動パターン等。
・各参加メンバーで各自仕入れた情報を書き足していく形式。
・「外道」「粘着」「陰湿デブ」等の侮蔑的な表現が散見。
流出後得られた情報、当該団体IRTの対応
・範囲は東急エリア全般、特に自由が丘周辺?
・IRT(イングレスレジスタンス東京)所属幹部が直接関与が判明
・IRTが流出の一報を受け、団体として関与事実を認める。上記ファイルを閲覧制限、また声明文発表(http://i.imgur.com/gxWKTHC.png)
・AG名を一部消去したファイルが現在拡散中
【本件に直接関与した事が推察される青陣営AG】
alexfcc (Alex Fung) IRT管理メンバー兼当該HOメンバー
tacosx (Takeshi ANDO)IRT管理メンバー兼当該HOメンバー
tyhoo 当該HO管理メンバー
まとめサイト → 東急防衛軍東京本部HO 個人情報ファイル流出事件:イングレス de わんこ
完全に推測で書くが、このリストは最初は無害なものであったと思われる。つまり、敵陣営エージェントのコードネームと、その行動パターンくらいについてまとめた程度のものであったのだろう。相手の行動が予測できれば、それはゲーム上有用な情報となる。
しかし、その中で意識の低下が影響して、相手のことを考えない物の書き方が増えてきたのだと思う。四六時中ハングアウトなどのチャットで相手を馬鹿にしていれば、そのような扱われ方が当然の世界に触れていれば、少しずつ感覚が麻痺してくる。
http://mitaimon.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/ingress-cheero.html
なぜなら、イングレスのゲーム設計は、基本2つのことにしかコミットしていないからです。
・外に出よう
・そして、仲間と出会おう
これなんです。
外に出るのは良いとして、大体の場合この「仲間」なんてろくなもんじゃない。ハングアウトのような影のチャットに隠れて、相手陣営の行動を逐一非難する。そのうちだんだん言葉遣いが悪くなり、それは相手陣営エージェント個人の悪口へと繋がっていく。無意識のうちに、少しずつ頭の中が汚れた言葉に侵食されていく。
個人的には、Ingressはひとり、あるいは既に見知った仲間内で遊ぶべきと考える。あるいはよく知らない不特定多数と気楽にハングアウトのような影の場所で繋がるべきではないと考える。
このゲームに対して熟達したプレイヤーはさぞ素晴らしいのだろうと考えていたことがあったが、幼稚な発想のプレイヤーはどんなに経験を重ねても幼稚なままであるか、その貧困な想像力を余計に貧しくしている。あるジャンルのエキスパートだからと言って、それが最低限の人間性を持ち合わせている保証にならない事なんて、当たり前のことではあるのだけど。